虫の目転校生の目

転校生・生きづらさ・半端人生の折り返し・ななめの関係

日本の教育の根本を見直す

入試英語の民間試験延期や教師の集団いじめなど、学校教育の根本を見直すべき時だ。
日本人はテストが無ければ、身につけるべき正しい知識を覚えないと考える。フィンランドなど教育先進国では覚える内容や順序は各々異なるので試験での序列付けをしない。教師は興味や関心を第一重視し、子供たちを引きつける授業の工夫を心がけている。画一的点数主義は、根が自ら伸びる成長力を信じず、枝葉の見映えを気にして剪定や肥料が過ぎて枯らすようなものだ。
横並びの進級はおちこぼれやふきこぼれの子供から適正な教育の機会を奪っている。「わからない」地獄が続き、学校格差も発生する。
海外では飛び級や留年、発育にあわせて入学年を変えたり、選択的転校が可能だ。留年は恥と考えず、理解してから進級させれば勉強が嫌にならない。異年齢構成のクラスは小さい個性差は気にならずいじめは発生しにくい。「やり直し」が不寛容な社会だったが、能力の不足した所を学び直しまた社会に復帰できる「いつでも生涯教育」の長期的目標など、教育のあり方の根本を議論すべきだろう。